腐食スピードが瞬時に把握可能で、保全管理に最適です。
はつり不要 水撒き不要 ワイヤレス NETIS登録商品:KK-170052-A
iCORは、革新的なアルゴリズムを利用したコンクリート中における鉄筋腐食の完全非破壊型探査器です。
鉄筋コンクリート構造物の耐久性を低下させる原因のうち、最も重大な鉄筋腐食。事故や大規模な補修が必要となる前に、「iCOR」を活用し鉄筋腐食を未然に防いでいくことが重要視されています。
これまで複数の機器を使って下記の項目を測定していましたが、iCORは“一台”で“同時”に、かつ“数秒間”で測定することができます。
iCOR性能比較資料をダウンロード クイックガイドをダウンロード
使用上の注意をダウンロード 【故障防止】お手入れ方法をダウンロード
鉄筋を露出する必要がない完全非破壊型であり、計測部と本体がワイヤレスで、ケーブル長さに影響されず、広範囲の探査が可能です。これにより従来の鉄筋腐食探査法に比べ、時間・人的資源・費用を大幅に削減することができ、あわせてコンクリート構造物へのダメージを大幅に軽減することも可能となりました。
縦横の測定点数から、タブレット上にグリッド(測定点図)を設定します。
タブレットとiCOR本体をBluetoothで接続します。
タブレット上の測定したいグリッドポイントをタッチし、測定画面に入ります。
測定時間、かぶり厚さを設定します。
iCOR本体を測定点に押し当て、タブレット上の測定開始をタッチします。
設定された測定時間経過後、結果が表示されます。
タブレット上のデータ収納ボタンをタッチしてグリッドポイント上にデータを収納していきます。データが収納された地点は赤で表示されます。
タブレット上のコンターマップボタンにタッチします。鉄筋腐食速度マップ、コンクリート電気抵抗率マップ、自然電位マップを選択すると、自動で各コンターマップ(等値線図)を描きます。
解析結果は、CSV、PNG、PDF(簡易レポート)形式のファイルで保存され、メールやUSB接続で共有することができます。
場所:名古屋大学工学部橋梁長寿命化推進室”n2u-BRIDGE”
協力:名古屋大学、中日本高速道路株式会社、中日本ハイウエイ・エンジニアリング名古屋株式会社
日時:2016年1月29日
カラーコード | 腐食速度(μm/year) | 分類 | |||
---|---|---|---|---|---|
グリーン | < 10 | 不活発・遅い | |||
イエロー | 10~30 | 中程度 | |||
オレンジ | 30~100 | 速い | |||
レッド | > 100 | 著しく速い |
製品名 | 完全非破壊型 鉄筋腐食探知器 | |
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型式 | iCOR(アイコア) | |
測定時間 | 3〜30秒(一方向測定時) ※通常6秒または10秒設定推奨 | |
測定かぶり厚さ | 10mm~90mm ※10mm間隔で選択可能 | |
電気抵抗 | 測定範囲 | 0〜3kΩ |
測定精度 | 10Ω(+3%) | |
自然電位 | 測定範囲 | -1〜1V |
測定精度 | ±10mV | |
サンプリングレート | 3点/秒 | |
入力インピーダンス | 10MΩ以上 | |
温度 | 測定範囲 | -10~75℃ |
測定分解能 | ±1.0℃ | |
湿度 | 測定範囲 | 0~100% |
測定分解能 | ±3%RH | |
通信プロトコル | Bluetooth V4.0LE | |
iCOR本体重量 | 約975g | |
iCOR本体寸法 | 184mm×116.5mm(D×H) | |
動作環境温度 | 0~45℃ | |
動作環境湿度 | 20~95%RH | |
保管温度 | 0~50℃ | |
保管湿度 | 5~90%RH | |
言語 | 英語、日本語 |
※最新版(日本語化)にバージョンアップについてはお問合せください。
iCORは、鉄筋腐食速度を測定するための探知器です。
下記条件の場合、測定時に印加された電流が鉄筋に流れないため、適切に測定できないことがあります。
なお鉄筋腐食が進行し、鉄筋が爆裂して周囲に空隙・ひび割れ(クラック)が発生しているような場合は、電磁波レーダでその空隙の有無を探査することが有効です。
iCOR本体、ハンドフリーサポート付きタブレットPC(ソフトウェアインストール済)、電極用保存液、電導性ジェル、自然電位測定用ケーブル(2m)、タブレットPC充電用USBケーブル、タブレット充電器、コネクションスポンジ、霧吹き、収納ケース、取扱説明書
自然電位測定用延長ケーブルリール(30m)
鉄筋腐食は、鉄筋深さ・位置を把握することで正確な計測ができます。
鉄筋探査機(電磁波レーダ) ストラクチャスキャン SIR-EZシリーズとの併用がお勧めです。