電磁波レーダでは、送信機から輻射後、
まず空気中からコンクリート表面で反射し、次にコンクリートから鉄筋や非金属等に反射します。
本来であれば反射波の0から+に立ち上がる位置が反射物の反射面ですが、
基線が0でないことから、立ち上がりから反射物の表面を判定することは非常に難しいです。
そこで電磁波レーダ法では、最初の空気からコンクリート表面での反射波を利用し、コンクリート表面の位置を1/4波長上方にずらすことにより、その+のピークをゼロ点(コンクリート表面)としています。
そのため、鉄筋等から反射される波形も1/4波長上方にずれることとなり、鉄筋表面で反射される反射波の鉄筋最上面は+のピーク値となります。
また、ストラクチャスキャンSIR-EZシリーズの報告書作成ソフトウェア「レポートエディタ(Report Editor)」では、空気中からコンクリート表面での反射波形の事前に作成し、それをBモード波形から引き去ることにより、表面近くで反射してきた剥離等の波形を捉えることができるようになっています。
図1 鉄筋上面が、Aモード波形のピーク値となる理由
鉄筋コンクリート構造物内の鉄筋・電線管・空洞・ジャンカ・ひび・クラックの位置や深度、かぶり厚を正確に探査可能な一体型電磁波レーダ方式のコンクリート内部探査機器(鉄筋探査機)です。
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